ハンセン病速報第130号 大使メッセージ:撲滅にはあらゆる角度からのアプローチが必要

今年2026年は、私がWHOハンセン病撲滅親善大使に就任して25年目にあたります。この四半世紀の間、私は127カ国を訪問し、ハンセン病撲滅のための活動に3,700日以上を費やしてきました。

インド、ブラジル、インドネシアは、毎年報告されるハンセン病の新規症例の約80%を検出しています。私は今年、これらの国々でハイレベル会議の開催を促進することを目標に掲げました。ハイレベル会議は意思決定者を集め、効果的な戦略の策定と実施に必要な条件を整えます。このような会議は、世界からハンセン病を根絶するための取り組みにおいて不可欠な要素であると私は考えています。

1月には、インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領とブディ・グナディ・サディキン保健大臣と会談しました。両氏は、大統領も出席する全国ハンセン病会議の開催に合意しました。2月にはインドを訪問し、アルジュン・ラム・メグワル法務大臣とハンセン病に対する差別的な法律の撤廃について協議し、ハンセン病が蔓延しているウッタル・プラデーシュ州での州レベルの会議開催について意見交換を行いました。そして3月には、ブラジルで開催されたハンセン病に関する全国ハイレベル会議に参加しました。昨年日本を訪問したルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ大統領との合意に基づき、この会議では具体的な対策について詳細な議論が行われました。

私は1月に87歳になりましたが、若い頃から抱いていた志は変わっていません。「解決策は問題のある場所にある」という私のモットーに基づき、ハンセン病に苦しむ人々が誰一人取り残されないよう、これからも全力で活動を続けていきます。